吉塚き電区分所と、篠栗駅東側にある断路器の関係を読む
福北ゆたか線シリーズも本稿で一区切り。
柚須駅と吉塚駅の間にある、ATき電区間とBTき電区間の境界にあたるき電区分所を訪ねます。
最初は柚須駅から歩くつもりだったのですが、SL鬼滅の刃の撮影に博多駅に寄ったため、吉塚から徒歩に変更。
途中で新幹線沿いを歩くため、新幹線のAT線の碍子は長いなぁとか、接地するための線が架線柱ごとにたくさんあるなぁとか、在来線との違いを確認。
デッドセクションのあるき電区分所に到着。
死電区間を拡大するように1枚。
「南福岡方面」「PF」とあるのは、BTき電区間の正き電線(=トロリー線)
こちらは「筑豊方面」「TF」「AF」とATき電仕様。
この下にはオートトランス(AT)が隠れていそうです(次の写真も参照)
BT区間とAT区間は完全に別なのかというと、2つをつなぐような回路があります。2つの断路器のうち1つが切れているので今は分離されているようです。
ここを切り替えると、左の南福岡変電所からの電力を右の本来筑豊変電所から給電されている区間にも流せるようになっているように見えます。
セクションを通過する列車を1枚。
上に書いた、延長き電の仕組みとセットで設置されていると思われるものも見つけました。
この写真は桂川方面から篠栗駅に到着する直前にあるエアセクション。
篠栗駅で降りて、ATを探すついでに(反対方向ですが)確認に来ました。
トロリー線とAT線をそれぞれ遮断できる断路器が入っています。
万一筑豊変電所に異常があった場合は場合はここをカットし、吉塚き電区分所で南福岡変電所からの電力を延長き電するようにすれば、折り返し設備のある篠栗までの運行は継続できます。
そんなことは起こらないにこしたことはないのですが、理にかなった設計ではあります。
同様の装置が折尾~直方にもありそうです。
現地は確認できていないのですが、そのうち撮影してきます。
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