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2013年10月 6日 (日)

赤色巨星「ベテルギウス」の超新星爆発を近々見ることになるのか?

この間、唐突に友人が「オリオン座で2ヶ月以内に超新星爆発があるってマジか?」みたいなことを言っていました。超新星爆発の可能性については聞いたことがあるが、「数ヶ月以内」みたいなのがホントだったらもうちょっとニュースになるだろうと思ったので調べてみました。

噂の元となったニュースは多分これ

それに対して「根拠がないデマだ」と批判している方もおられます。まとめたのはここ

専門家も、ベテルギウスが超新星爆発を起こす可能性は否定していませんので、近いうちに見られるかもしれない天体ショーのために基礎知識から。

Orion

ポピュラーな星座の一つであるオリオン座。丁度これからの季節、見やすくなってくる冬の星座の代表である。

Orion2

ベテルギウスは、オリオンの右肩にあたる位置に赤く輝く一等星で、シリウス・プロキオンとともに「冬の大三角」の一角をなしています。単独の星(恒星)としても夜空の代表格です。

Ookisa2_2

この赤く光るベテルギウス、「赤色巨星」として知られており、太陽(上の図では左下の点)と比較するとこんなに大きい星です。

Ookisa_2

太陽を中心とした太陽系に重ねるとこんな感じに。木星の軌道付近まである大きさなのだとか。

赤色巨星は星の一生の中ではかなり歳をとった姿で、太陽もいずれは(50億年後らしい)赤色巨星になるけど、太陽くらいの質量の星の場合は「燃え尽きて」白色矮星というものを残して一生を終えるとされています。

Supernova1

しかし、太陽の10倍以上の質量のある赤色巨星は、最後に「超新星爆発」を起こして明るく輝いた後、明るさを失うとされています。中心にはブラックホールが残るのだとか。

この爆発を離れたところから観察すると、突然新しい星が生まれたように見えることから、「超新星」と呼ばれます。(新星と超新星は明るさの違いと思っていたら、仕組みから違うのだとこちらに解説してありました)

Supernova2

超新星爆発のあとは、周辺のガスが光ってこう見えるそう。

超新星は過去に何度も観測されていますが、基本的なイメージとしては、今まで星がなかった(非常に暗くて肉眼では見えなかった)ところに突然星が現れるというものです。現在ポピュラーな星がこのような形で「超明るくなって」最期を迎えるというのは経験がないのではないでしょうか。

Supernova

ベテルギウスの超新星爆発について検索するといろんなイメージ図が出てきますが、具体的な明るさについては「満月より明るい」「昼間でも見える」「太陽が二つ」「白夜になる」など様々。元々明るい星ですから、超新星となったときの明るさに期待が膨らむ?それ故に地球環境への影響に危機感を抱いている?そんな感じです。

ベテルギウスが超新星爆発に近づいていることはNASAも2011年に発表しています。ただし、星の一生は何十億年という経過ですから、「近いうち」といっても数百年とか数万年単位。最初に紹介した記事に書かれている「数週間あるいは数ヶ月以内に超新星爆発が起こる明白な兆候である」という点については懐疑的に見ておいたほうがいいと思います。

まぁ、星の一生を身近に感じることはまずないですから、数十年以内に超新星爆発が起こって、冥土の土産になるとありがたいですね。ベテルギウスが欠けたオリオン座というのも妙な感じですが…

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コメント

非科学的な話で申し訳ないのですが
超新星爆発の時期に関連して少し気になる記事があるのですが
紹介させていただきます。
新約聖書ヨハネ黙示録18章より引用
18:1この後、わたしは、もうひとりの御使が、
大いなる権威を持って、天から降りて来るのを見た。
地は彼の栄光によって明るくされた。
18:2彼は力強い声で叫んで言った、
「倒れた、大いなるバビロンは倒れた。」
そして、それは悪魔の住む所、あらゆる汚れた霊の
巣くつ、また、あらゆる汚れた憎むべき鳥の巣くつとなった。
                       以上抜粋
これは人類の終末期に起きる出来事を描写したものの一部ですが
ベテルギウスの超新星爆発は、地球上を明るく照らすほどで
あることから、この時ちょうど超新星爆発が起きていると、
このように表現できると考えます。

投稿: nobu | 2018年4月 2日 (月) 14時19分

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