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2013年9月26日 (木)

「誤発進抑制制御機能」を強化して欲しくなる事故がありました

先日、職場近くでいたましい事故がありました。

高齢男性が運転席に乗り込もうとしたところで車が急発進し、男性は近くの駐車場の柱にぶつかってほぼ即死。警察発表によると、車はパーキングブレーキがかかった状態で、シフトレバーは「D」レンジに入っていたとのことです。「D」のままパーキングブレーキのみで止まった状態で運転席を離れ、戻ろうとしたときにアクセルを踏み込んでしまったと考えられます。

「D」のままなのを失念して運転席を離れ、運転席を離れた後で車が動き出したのに気づき、慌てて戻ってブレーキを踏もうとしてアクセルに触れてしまった、というような展開でしょうか?

不幸中の幸いで人的被害はドライバー1人だけでしたが、現場は歩行者が巻き込まれた可能性も十分ある場所です。

この事故を思い出して、最近よく宣伝されている「誤発進抑制制御機能」で防げたのだろうかという点が気になりました。

まずは、「スマートアシスト」としてCMしているダイハツの情報(公式ページは車種の広告メインだったので、他の記事へのリンクを貼っておきます)

Radar

フロントグリルに内蔵したレーダーで前方の障害物を検知し、近くに壁などがある場合にはアクセルを強く踏み込んでもエンジン出力を抑える、という仕組みです。

ブレーキをかけるわけではないので、車止めがない場合や低い場合には進みますよ、ガラス壁はレーダーが捉えられないことがあるのでコンビニなどは注意、といった記載があります。

次はスバルのアイサイト(EyeSight)の解説ページから。

Radar2

向こうが落ちてる崖の場合には無効。
踏切内で止まってしまった場合、遮断棒を対象物と認識してしまい脱出出来ないことがある。

といったちょっと怖い注意も。前者は仕組み上仕方ない。後者の場合はアクセルを踏み続けるか、一度アクセルを離して誤発進抑制を解除しろと書いてあります。

あくまでも、「R」のつもりが「D」に入れてしまった場合とか、障害物を失念した場合の急発進を防ぐ機能なので、最初に挙げた事故は防げませんね。

エンジンをかけるときに「P」か「N」レンジでないとダメとか、「P」から動かすときにはブレーキ踏んでないとダメ、というようなロック機能は以前からありますが、一歩踏み込んでパーキングブレーキONの場合にはエンジン出力を抑制する、フットブレーキを踏み込んだ状態に維持する、といった仕組みが必要なのかもしれません。あるいはドアが開いていたらアクセルを抑制するとか…

パーキングブレーキとアクセル抑制が連動すると困る可能性があるのは坂道発進ですが、AT車ではもともとあまり苦になりませんし、最近多い、左足で踏むペダルは坂道発進に活用することを想定しているとは思えません。「ヒルスタートアシスト」と合わせて装備すれば実用上は問題ないでしょう。

安全装置にがんじがらめにされると、逆に「なんで動かない」が増えて困ることもありそうですが、高齢者ドライバーが増えた昨今、不幸な事故を減らす工夫は増やして欲しいと思います。

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