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2013年9月11日 (水)

オリンピック開業に合わせてリニアを開業させろという声があるようですが…

同僚から突然「オリンピックでリニアが開通したら乗りたいでしょう?」と声をかけられました。私が「そんなの意味ないよ」と言ったら怪訝そうな顔。もちろん私が鉄ヲタと知って、さぞ乗りたかろうと声をかけてきたのだと思いますが、前提に違いがあったようで…

私は、一部で声が上がっているという「オリンピックまでに東京~山梨を先行開業させろ」という意見に対して「需要もないし中途半端だ」と思っていたのでこのような返答になりました。

山梨までの先行開業案。「こういう意見がある」という記述は出てくるのですが、どなたかの公式な発言が記事になっているのは見かけませんでした。現在山梨県内に実験線がありますし、ここを含めてまずオリンピックのある東京と山梨を繋ぐところまで…何とかならないか…、というところから出た発想でしょうね。

山梨の人には悪いけど、個人的には却下かな。

Linear

私に声をかけた同僚が推し進めたいと思っていたのはこっちでした。

経団連会長が希望「東京五輪に合わせリニア新幹線を」

 「リニアに乗ることができれば」。経団連の米倉弘昌会長は9日の記者会見で、2020年の東京五輪の開催に合わせたリニア中央新幹線の開業を希望した。
 1964年の前回の東京五輪では、東海道新幹線が開業し、高度経済成長のシンボルとなった。米倉氏はリニアも経済再生の象徴になると考えたとみられ、「東京―大阪間でなくても、せめて名古屋まで乗れればと思う」と述べた。
 リニア計画では27年に東京―名古屋間でまず開業し、大阪まで伸ばして45年に全面開業する予定になっている。(後略)
[ 2013年9月9日 22:02 ]

うわーやっぱり来たか、って感じですね。財界としてはこのくらいぶち上げないと、都心の鉄道や高速道路の改良程度ではスケールが小さい、ってところか。(前回の)東京オリンピックの時の成功体験をもう一度、あるいは、「東京にだけ利益が落ちるのは良くない」と釘を刺すためか…

リニア事業は現在JR東海が単独で進めており、開業予定の2027年も延びる可能性のほうが高いだろうと予想しておりました。国や財界がバックアップし、資金などの援助を行い、土地収用も強力に推し進めるとして、それでも2020年に間に合いますか今から?

一方の現実的な案がこちら。

リニア“前倒し運行”プラン 五輪中「試乗」意気込む

 2027年に開業が予定されている、最速500キロを超えるリニア中央新幹線が、20年の東京五輪期間中“前倒し運行”する構想が浮上した。
 JR東海と国土交通省によると「実験で、乗車に問題がないと判断された場合、試乗という形で開放してもいいのでは」とみている。山梨県にある全長42.8キロのリニア実験線を使い、海外からの観光客を中心に乗車を募る構想。国交省は「技術的には20年に試乗できるところまでいくのでは」としている。(中略)
 都内では、20年までに選手村と都心を結ぶ道路や地下鉄の延伸を目指しているほか、20年代のうちに成田、羽田両空港と都心を直結する「都心直結線」の建設や、環境面などで利点のある地下化を含めた首都高速道路の更新工事などを行う予定。
[ 2013年9月10日 06:00 ]

まぁこのくらいは技術PRのためにやって欲しいですね。一般人にどの程度回ってくるか不明ですが。

前に書いた「都心直結線」。いつの間にかオリンピックに間に合わせることが決定事項になってるわ、と思ったら、「20年代のうちに」と書いてあるじゃないか… あえてミスリードを狙ったのか、記者の願望なのか…

Douji0話変わって昨日の夜。

釜山から帰りのSFJ304がいつもより南側を飛んでいくなと思っていたら、周防灘上で北九州(KKJ)へSFJ304、山口宇部(UBJ)へJAL1649がほぼ同時にアプローチ(APCH)していました(図は同じ時刻のFR24の航跡図を切り貼りしました)

Douji1_2

少し広い範囲で見ると、JAL1649の航跡はUBJのRWY07へのANP-AR APCH。この経路が決まるとKKJ西側の空域に余裕が出来るので、SFJ304を南側に少し振って周防灘上に出し、そのままdownwindに入れる、という誘導ができたのだと思います。RNP-AR APCHのおかげですな。

Douji2

同じくUBJ着のANA699はやや遠回りを強いられました。呉の手前で先行するJAL1649に追いつきかけて(巡航速度はB787のほうがB737より速いです)、でもUBJへのAPCHはやっぱりJAL1649のほうが先で…とパイロットは悔しい思いをしたかもしれません

ANA699の右側席に乗っていた人からは、SFJとJALの2機が接近して飛んでいるのが見えたかもしれませんね。だとすればびっくりしそうだ…

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コメント

記事拝見致しました。

確かに最高時速500キロで以って品川名古屋間40分、品川新大阪間67分は脅威ですが、懸念材料が多過ぎます。

南アルプスに穴を開けるのは躊躇します。
今まで人の手が加えることが出来ず奇跡的に残った自然をリニアの為に破壊して良いのか?
単にスピードを追及するならば航空便と言う選択肢も有り得るはずです。

日本国内に於いては東海道新幹線沿線に限らず何処にいても地震等災害のリスクはあります。
南アルプス直下とか地下30メートル超の大深度ならば尚更危険かと思われます。

レールでは無いからこその時速500キロでしょうが既存の鉄道、特に山陽新幹線との直通が不可能です。
関東から岡山と広島までは距離の割には新幹線のお陰で航空機と伍して競争出来る区間です。
新大阪駅で接続の配慮は為されるようですが直通のメリットは損なわれますね。

莫大な建設費用は本当にJR東海だけで賄えるのか?
リニアに巨費を投じて国鉄の借金返済に振り向けられないのか?

莫大な電力を必要とするのも気掛かりであります。
電力源となる原料のほとんどを輸入に頼る日本です。
研究としては面白いですが、実用に向いているとは思えません。

ただ、不安を他所に営業運転に向けて確実に前進しているようですね。

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