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2013年9月 9日 (月)

オリンピック開催に向けて、「都心直結線構想」の行方は…

オリンピック招致決定でにわかに注目を集めている鉄道計画の一つ。羽田と成田を結ぶ話です。

羽田の国際化が進む一方で、成田を拠点にするLCCが増え、成田の国内線需要も開拓されています。いずれにせよ、東京の空の玄関を一つにするということはもはや現実的ではありません。両空港の間で飛行機を乗り継ぎ、あるいは羽田着で来て成田発で帰る、ということは今後も多く発生します。

鉄道で移動して乗り継ぐことを考えると、都営浅草線を通って双方の空港を直通する列車は一応設定されています。しかし、所要時間は1時間半以上。使用ターミナルにもよりますが、リムジンバスを使うほうが早いんじゃないの?というくらいです。こちらは地下駅まで行かなくても到着ロビーのフロアから出て到着ロビーのフロアに着くというメリットもある。

また、今の空港アクセス鉄道が「東京駅に直通してない」という点を気にする人もいるようです。例えば東北・上越新幹線で東京に着いて、羽田に移動する人が困っているだろうと(逆は成田エクスプレスがあります)

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この2つをクリアできるのが、都営浅草線に沿ってバイパス線を作るような形で押上から泉岳寺を結ぶ路線。地権者の権利の及ばない大深度地下を使ってカーブを減らし、ついでに駅も減らせば高速化が出来て、羽田~成田1時間以内という構想です。

途中丸の内あたりに「新東京駅」を作れば、東京駅から双方の空港に列車1本で行ける、という期待も。

費用を考えると実現性は?という計画ではあるのですが(今まで妄想に近いと思っていました)、整備するならオリンピックのある今しかないと腕まくりしている方がきっといます

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ただ、大深度地下になると40m以上の垂直移動が生じますから、地図上は同じ場所でも乗り換えには大変な思いをしそうです。京葉線東京駅以上の手間になるのは確実か?

上二つの図はこちらからいただきました。この計画が「政府の成長戦略に盛り込まれる」として記事になったのが今年5月末。3ヶ月たって、実現に向けた大きなチャンスを得たことになります。

現在、地下鉄を使った都心への直通運転は様々な形で行われていますが、どうしても地下鉄区間のスピードが遅いんですよね。この構想のような、大深度地下を活用した「都心の急行線」が充実すると面白いかもしれません。

Img_0123

都心の大きな直通事業と言えば、東北本線上野駅と東海道本線東京駅を繋ぐ「東北縦貫線」。上の写真は昨年のものなので、今はもっと工事が進んでいることでしょう。

こちらは2014年完成予定なので、十分オリンピックに間に合いますね。運行形態も大きく変わり、便利になる人も多い反面、伝統ある「始発駅」の旅情はまた一つ(いや二つか)減ることになります。

Img_8222

前の記事で東海道貨物線を空港アクセスに活用する案を取り上げましたが、これが浜松町や東京に乗り入れるということになると、打撃を受けるのは東京モノレール。

同社は現在JR東日本の傘下ですから、この路線を守るために東海道貨物線の旅客化に積極的でない、という説には納得せざるを得ません。

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